介護士と看護師が良い関係を作るために必要な姿勢

尊敬し合って強いチームに!介護士&看護師

チームで最善のケアを行うという姿勢が必要

お互いに協力し合う姿勢を持つ

尊重し合うこと

良い関係を作るためには、お互いを尊重する姿勢が必要です。例えば、介護福祉士の資格を取得する際、一部の医療行為について学ぶ実習では看護師から教えてもらいます。これは、医療行為ができる看護師が偉いというわけではありません。介護の現場で利用者の日常生活を支えるのは介護士です。つまり、双方が支え合って初めて介護が成り立つのです。お互いの関係性が良好であることが、質の高い介護につながります。上下関係を意識せず、利用者のケアをする専門家として手を取り合う意識を持ちましょう。
また、お互いに協力し合う姿勢を持たなければなりません。介護士のフォローがなければ、看護師は適切な医療処置を行えません。利用者が日常生活で困っていることがあり、介護士が忙しく手を離せない状況なのであれば、看護師自らが利用者の対応をしてあげましょう。何よりも、「利用者にとってどうなのか」を考えるべきです。「今、最善の行動は何か」を考えれば、「介護士だから」「看護師だから」という理由で協力を拒む結論には至らないはずです。もちろん、医療行為などを介護士が勝手に行うことはできませんが、できる範囲で協力する意識を持つことが大切なのです。自分で動くことが利用者にとってベストな選択なら、迷う余地はありません。また、現場の協力体制だけではなく、上司同士が話し合って連携を強化する取り組みも必要です。

何気ない会話がきっかけに

良好な人間関係を築くために日頃から意識したいのが、こまめな声がけと、それに一言プラスすることです。例えば、職場に着いたら同僚に挨拶をしますが、その際に「おはようございます。最近寒いですね、体調は大丈夫ですか?」といった感じで話しかけてみましょう。「髪切りました?似合ってますね」など、他愛のない会話でも大丈夫です。業務と直接関係のない会話でも、相手との距離を詰めるという意味においては効果を発揮します。こういった一言が会話を生むきっかけとなり、お互いの気持ちを伝えやすい雰囲気が生まれます。
もちろん、すべての人が快く返事をしてくれるわけではありません。なかなか反応がない人もいるでしょう。しかし、諦めずに声をかければきっと反応してくれるはずです。何気ない会話がきっかけで共通の趣味が分かり、プライベートでも仲良くなれるかもしれません。自分から気持ちを伝える姿勢を忘れないようにしましょう。
以下に、職場の人間関係に悩んだ際に役立つサイトと、介護施設における情報伝達のコツをまとめた書籍を紹介しますので、参考にしてください。

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